うつほ物語(宇津保物語)
しばらく宇津保物語の話が続いています。 読んでてちょっと目が点になったのが、朱雀帝とか朱雀院と呼ばれるみかどの変な妄想癖。 覗き趣味的妄想癖 とでも言いましょうか。 「内侍のかみ」という巻は朱雀帝(在位中)を中心に話が進むのですが、まずはのっけ…
うつぼ物語人物関係図整理がてら系図を作っていたら、文字だらけで見づらくなった…ちなみに系図はgoogleスプレッドシートで作りました(笑)
うつほ物語(宇津保物語)でびっくりしたのは、貴人や女性も下ネタを平気で口にすること。全員が全員ぽんぽん言うわけでもないですが… 主人公仲忠の父、藤原兼雅は、除目で昇進できなかった時に、妻や子に文句たらたらいう中で、源正頼は娘の仁寿殿女御や東宮…
うつほ物語(宇津保物語)の話、第三弾。 うつほ物語は、すごく大雑把に言って、藤原仲忠を主人公とする話と、源正頼の女のあて宮の話との2つの流れがあります。あて宮の話はちらちらと述べたように、絶世の美女である彼女への恋に多くの求婚者たちが身を焦が…
宇津保物語の女達は妙に強い、という話のつづき。 女達…といっても、特に強いのは、源正頼という登場人物の娘たちなんですが… たとえば、気に入らないことがあると実家に帰って、夫が懇願しても戻って来ない。ヒロインのあて宮も夫の東宮に対して散々にそれ…
さて、ジャパンナレッジでだらだら古典文学を読んでいて、何度か挫折してた「うつほ物語」にチャレンジしています。 この「うつほ物語」、最初の「俊蔭」を読んで「ああこういう伝奇的な話なのね」と思ってると大間違い。ひとつの物語なのに作風がバラバラ(…